読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ケーキとなると話はどこからでも始まる in 東京

東京近郊のおすすめケーキ屋さんを食べ歩き

トレカルム@千石で非日常に浸った話

f:id:tjknt:20160611231448j:plain
ビガロー、マテリエル、アルカションとマ・パティスリーが怒涛のラインナップで、5月は伊勢丹ばっかり行ってる。そんなわけで、今回のトレカルム出店はスルーしようと思ってたんです。お店も千石だから、特段行きにくい立地でもないし。でもまあ結局行ってしまったんですけどね。

今はなき西洋銀座というフレンチでパティシエをされていた方が2014年にオープンされたお店。って言っても西洋銀座行ったことないんですけどね。

キャラメル・キャフェ

f:id:tjknt:20160612165732j:plain
キャラメルとコーヒーと乳製品。合うに決まっています。もはや鉄板の組み合わせです。一昔前に若い女の子を虜にしたキャラメルマキアートしかり、そしてこのキャラメル・キャフェしかりです。部屋とYシャツと私
そんなキャラメルとコーヒーのムラング・シャンティ。

「甘いと苦いはうまい」理論で、どうせクリームにはコーヒーの苦味を強くつけているんだろう、という私の単純な予想を裏切り、コーヒーの酸味とか苦味は全然ないです。コーヒーの香り自体は当然ありますけど、苦味とか酸味とかより甘味の強いクリームです。

苦味はむしろ中側のキャラメルクリームが担っていて、焦がしキャラメルみたいな苦味の強いクリームになっています。

左右のメレンゲも少量ずつコーヒーとキャラメルの味ついてる? 違う? ちょっとそんな気がしたんですけど。ついてるクリームの味をそう錯覚しただけかしら。でも左右のメレンゲで味違いますよね?

と、ムラングシャンティ界ではかなり凝った作りのケーキなんじゃないかと思いますが、美味しいです。

モンブラン

f:id:tjknt:20160611231754j:plain
このお店のスペシャリテです。変わった形のモンブラン。こじゃれてる!

メレンゲで覆われたモンブラン。中はマロンクリームと生クリームとカシスで、台座が胡桃かな? ナッツ系のガレット生地。

コーヒーと何かのメレンゲの風味がかなり強くて全体の印象もそっちに引っ張られるので、栗が食いたいぜ!って時に食べるモンブランではないですが、よそで食べたことないタイプのモンブランですね。

シシリー

f:id:tjknt:20160612164600j:plain
このお店のアナザースペシャリテ、ピスタチオとグリオットチェリーのケーキ。ちなみにアナザースペシャリテは僕が勢いで書いた言葉なだけなので、外で言うと恥ずかしい感じに仕上がります。お気をつけください。

ピスタチオのバタークリームは豆感(?)がしっかりあって、結構長く余韻が残る感じで、グリオットチェリーのコンフィも酸味が強めで、ピスタチオのバタークリームの強い味に負けてない。

ピスタチオとグリオットの組み合わせは、そりゃあもう定番のうまさですから、ねえ。その下にフィナンシェ生地があって、台座はアーモンドクリームのタルト生地。美味しゅうございます。

リモーネ

f:id:tjknt:20160611232809j:plain
読んで字のごとく、レモンのタルトレットです。

上にのってるやつ、店頭に並んでるのを見た時は「え? オムライス?」と思ってしまいましたが、まあ当たり前ですが、レモンですね。

オムライス、じゃなくてレモン型をしたやつはバタークリームです。レモンクリームはそんなに酸味は強くないです。中のレモンのクリームは結構ちゃんと酸っぱいです。僕はこれくらい酸味がきいてる方が好きです。

台座はアーモンドクリーム生地で、あとは中にベリー系のジャムが入ってます。台座の下にもジャムいたんですけど、これってわざわざ台座に塗ってるのかな? 酸味がきいて、美味しかったです!

総評

趣向を凝らしたケーキが多いのは、フレンチレストラン出身のパティシエさんだからでしょうか。

フレンチレストランっていまや日本全国至る所に、めちゃくちゃいっぱいありますけど、多くの日本人にとってはフレンチを食べに行くのって「非日常」だと思うんです。

だからこそ、その非日常な時間の最後を彩るデセールもやっぱり特別な一皿であって欲しい。

トレカルムのケーキはそんな「非日常」を演出して来た人が作っているケーキだと考えれば、趣向を凝らしたアプローチも納得。

変わった見た目のケーキは見てるだけで楽しいし、一筋縄ではいかない作り込みには驚きや新鮮な喜びがあります。でもその反面「え、、、思ってたのと違う」とか「ん〜、普通で良いからいつものアレが食べたい!」というように、変わった趣向が余計なお節介になってしまうこともありますよね。

正直僕もモンブランに関しては、普通のモンブランで良いや、と思っちゃいましたし。

ケーキが日常を彩るものなのか、非日常を演出するものなのか、については人によって色々意見があるところだと思います。僕は新しいことやろうとしているケーキ屋さんも、見た目や工夫でも楽しませてくれるケーキ屋さんも、日常に寄り添ってくれるケーキ屋さんも好きですけどね。

それに、僕が「非日常」のケーキだなと思っただけで、千石に住んでる裕福な方々の日常は、この趣向を凝らしたケーキが似合うキラキラした日常なのかもしれませんし。

と、いうことでトレカルムでしたー。また行きます!

トレカルムについて

住所:東京都文京区千石4-40-25
時間:10:30〜19:00
休み:不定休
イートイン:あり
シェフ・パティシエ:木村忠彦さん
website

今日の一曲:「Strangers in The Night」Frank Sinatra


格好つけて色々な音楽を聴いてたけど、昔のアメリカンポップが実は一番好きなんじゃないか疑惑。この前マツコデラックスさんが出ている番組で、この曲がかかってて久々に聞いたけど、やっぱりいい曲。